2009年 04月 07日
本屋でぞくぞく
こないだ書評に載ったので気になっている、「ボルドーの義兄」多和田葉子著
単行本のコーナーでこの人の著作が並んでるのを見たら、ものすごくワクワクしました。
タイトル並べてみます↓
溶ける街透ける路
旅する裸の眼
海に落とした名前
カタコトのうわごと
ふたくちおとこ
単行本なんで装丁と帯の力も大きい。ふたくちおとこなんか、開いてしばらくもやばい。
他のは読んでみてないけど衝動買いさせる力十分に感じました・・はー抑えるの大変(競合店だったので頑張った)やー絶対自分の店の棚も見に行こうと思った。
そうそうそうそう!
下にあげた中で、一番のヒットは案外と「神様からひと言」でした。
登場人物の上司、篠崎が超ツボ。この人の声平田さんね。絶対。
パトレイバーの後藤さんイメージね。もっともっともっと普段くっだらない奴だけど。
いやでもノンストップで読めるぐらい魅力アリですこれ。
グラジオラスは結構きついなー
帯にあるとおり、不穏なんだけど、その不穏が読み進むのが憚られるような怖い感じでね。
江國が書く小説も読んでて不穏なんだけど(思いわずらうことなく愉しく生きよ、とか、スイートリトルライズとかぎょっとする)描写とモノローグが全然違うんだよね。
同じことを書いても全然違うって本当に。
by scent12th
| 2009-04-07 22:52