2005年 05月 14日
Book Review ②
<サヨナラ学校化社会> 上野千鶴子
先日Tちゃん部屋で語らった話など、価値観について悩んだら私はよくこの人の本を読みます。考えてることや知らないうちにもやもやしていたものが何か、形になって見えるしそれに対する考え方の一つを論理立ててかつ痛快に、教えてくれると思うのです。
勿論読んでいてそれは違うんじゃないの、とか、自分にはあてはまらないよ、ということもある。でもそれはそう分かっただけでも儲けもんだと思うんだな。もやもや何をどう考えていいかわからない、とか見失っているときや自分が悩んできたのは悩むべきことだったんだろうか、なんて自信のなさはとりあえず吹っ切るはず。
タイトルから学校や教育だけが中心かと思うかもしれないけどまさか。
筆者関西人ですよ。上野千鶴子ですよ。いろいろひっくり返してくれるよ。
そして筆者が言っていることに加えてこの本の魅力だと思うのがページ下の註。筆者が言った中でも特に意味深長なもの・やや専門的な言葉内容について付記があるのです。これが読み慣れない辞書みたいに角ばってなくてとっつきやすい。ここからさらに知的欲求を広げることもアリだと思うな。
難をつけるとしたら、ちと高い。 ので、読みたかったら声かけてください。
by scent12th
| 2005-05-14 02:50