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おかえり。

たとえば ご飯を食べるときに  「いただきます」と言うのと同列で。

   おかえり

は、生きてる実感をくれる言葉じゃないかしら。

ことばだけども、 ほんっと疲弊して帰ってきたときに

真っ先に倒れこむ ふかふかのベッドと 感触は一緒。



   うけとめられたー   ってかんじ。


おかえり、T。

マンゴーは無事?

明日はお芝居を観に連れて行ってもらい、そのあとお帰り会をしてきます。





そうそう、おかえり、という言葉にとっても感動する私は
生活感をとても愛しております。

生活って隙間だらけだよね。

完璧な生活って 変な言葉でしょ。

予定が立て込んでいる日は 間の休憩の時間がすきま。

何も無い日は すきまだらけで あちこちに幸せタネがある
(掃除とか 時間かけて料理とか 縫い物とか)

まあうちの家族の性質かもしれない。
平日はほとんど個人活動。土日にやっと家族がいるのが分かる。

日曜日よくやっていた「休日」的なことといえば

マンションの駐車場に 水道の蛇口があって、そこにホースをつないで
   カナリアを飼っていたときは 鳥篭を
   金魚を飼っていたときは いくつかの水槽を

   たわしや はぶらしで 必死になってこすり洗いする。


その後、勝手に駐車場に水をまく。


乾いた灰色のコンクリが、ぽつぽつ濃いグレーに染まっていくのを見た。

そこから視線を上げて、ホースを持つ手の先を見れば

飛び散る水の中に  虹ができてる。




多分その時父はテレビに夢中で

母は昼寝

妹は漫画かゲーム

私は車がごーごー走る音の中でときどき鼻歌まじりにホースで遊ぶ

やっぱり、家でもみんな個人活動じゃん、生活感なのかしらって不思議だけど


あの頃私は確かに、そんな日曜を愛してた。
日曜の昼間ほど贅沢に幸せ感じてる時はなかった。

あれは私にとって生活感むき出しの時間だった。

次にそれを肌で感じるのは家を出たときかな。



我、生活感を愛す、の巻でした
by scent12th | 2006-03-31 23:53

嘘もホントもベニニッキ。 ことばでどうでしょう。

by scent12th
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