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みっすゅー

半年振りに帰国したYに会ってきた。

やねうら(attic room)で食べて、たべながら近況報告で。
オーストラリアのおみやげにユーカリの石鹸&オイルをもらった。オーストラリアのおみやげはとても困ったという話もきいた。
ワーホリで日本人(アジア人かな)が多いという話も、少し印象的。

お互いの近況報告をするってことが、すんなり自然とできて
あとで妙に感動がありました。

アングラつながりがあるので、屋根裏のお隣へ下りて行ったよ。
何があるか知ってる人は、オタク様かもw
半年の間に何か面白い漫画が出たか、と探してみたけどさっぱり知らない。
"売れ筋"って書いてあるのも半分以上知らなかったもんね。もう蚊帳の外ね

今度は小説あさりブックサーフィンしに神保町に出てみた。
ちょっと雲行きが怪しいからって、真っ青なビニ傘を買っちゃった。でも、雷雨には一度も当たらなかったの。Yが外に出るたびに
   「あーあ、傘買ったのにね」
って、300円を惜しんでくれて その心意気に感激していたり。

新宿で分かれるまでに、遠く離れた土地同士だったとは思えないほど
「やっほーー」と会って「じゃあねー」と分かれました。

以前ほど感傷的になることもなく、
触れてはいけないと気を遣うこともなく、
心地よい再会が果たせた気がします。 語れたし。
変な人たちも見れたし。


前に別の友人と感じたことを思い出した、
  物理的な距離が、 心理的な親しみを生むのかもしれない。

裏返して
近くにいる人たちの、何か重要なところをぽっかり知らずにいる。
それが十分ありうることだと思えた。
敢えて聞かないでおく・・・・ っていう私のやり方ちょっと改めよー。

Y,次回はジャック・ターを飲みに西麻布まで足を伸ばそうね!






  †江國作品について
彼女の作品を、小説・エッセーに関わらずお互い沢山読んでいるのだけど良し悪しが分かれてその基準が何か、Yが軽く分析。
食べ物・飲み物についての描写が、彼女の筆致で書きこまれているかどうか
主人公の誰が何かを飲んでいた、それがどんなだった、
それが書かれていると、ヒットする。 「号泣する準備はできていた」について読後の印象が薄いのは、きっと食の描写がほとんどないからだという話になりました。

私はそのほかにも、結婚生活を核に据えた恋愛小説ははずれが多いと思います。
それでも彼女に作風に触れると、どこか違った世界にふっと行ける気分はする。

きらきらひかる、を読んでその世界に酔った中学生の頃に、少しでもトリップ♪


   †唯川恵
どの解説を読んでも似たり寄ったり。分かり易い。それを求めて買うならば、あり。でも"肩越しの恋人"のように当たる作品もなかなかないだろう。
個人的には、買って読もうと思わない。文庫を借りて読みたい。

   †群よう子
エッセイが面白いというのを教えて貰った。タイトルは出てこないが、彼女(と家族)がム○ゴロウ王国のごとく飼ったという、動物の数々のエッセイがあるらしい。

   †よしもとばなな
「デッドエンドの思い出」を読んだYが、結婚・出産を経たばなな節が戻ってきたという。
私は「哀しい予感」と「キッチン」のみでやめたのでその感を共有できず。
江國とちがって出産までしたもんねー、という変な比較で話してみた。絶対に身内が死んだり、病んだりするばなな作品。読んで・・見ようかな?

   †わたしのお奨めたち
うけうりで「パイロットフィッシュ」→全く知らない作家だったので、楽しみにしてくれた◎
個人的絶賛の「イッツ・オンリー・トーク」→馬の話と抱き合わせの文庫本。先に解説を読んだYがぱっと顔をあげて、
「これ解説がすごくいいね」
と言ったのが、今回の忘れられない思い出になりました。
自分が誉められた気分を味わえたしw   何かがひかっかる、そんな本を紹介できたら万々歳なのだ。蓮見圭一のように。
平 安寿子を一つ持たせたかった。
by scent12th | 2006-08-14 01:21

嘘もホントもベニニッキ。 ことばでどうでしょう。

by scent12th
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