2007年 11月 02日
1本屋について
大量の本の検品。
はじめ本屋になるスペースはあっても、そこには棚も本もないわけですから、どんな本を入れるかジャンルスタッフが品定めをして問屋や出版社に注文します。
新規店もやや大きい規模らしく、その品数や、数万点。イコール数万冊の本・・本の山。
この山が問屋さん本社ビルのだだっぴろいスペースに集められていて、私や他の手伝いはそこへ行って作業したのでした。
内容としては、①本が詰まったダンボールを開け
②注文伝票と実際の中身の合計冊数が一致しているか確認
③本の内容ごとに分けて積む
これだけ。
②のところで、伝票に1冊1万円以上の本がある場合は冊数とタイトルを確認です。他はタイトルまで見ませんが(←これは恐らく省エネ)、1万円以上の本はもし数百円の本と混同されていた場合損失が大きいのでチェックするらしいです。
1~3の行程、別に難しいこともなかろうと思うけど私には3が難しい。
ジャンル別に分けるのはジャンルスタッフ(実用とか理工書とか)があとでさらに検品するときのためだと思われますが、ジャンルを跨いだ本はとても多いもので。また、ジャンル内にも棲み分けがあって例えば実用・趣味の本でも女性向けを「暮らし」、男性向けを「趣味」として大別しているのです。家庭の医学も実用書扱いなんです。
では「数独パズル」はどっち?!
「漢方薬いろは」はどこ?
また、ハッキングの手口という本なんかは犯罪ジャンルなのかコンピュータジャンルなのか。もっと分からなかったのはあれ、ITアーキテクチャーっていう本。執筆者は社会学系。ええええなにこれ。
先輩をつかまえては何度もジャンルを聞き、1時間半経つごとにまとまった伝票やごみを片付けて休憩です。12時半から1時間お昼。
大手取次ぎ会社の社食に入っちゃいました。
大学の学食よりうまーい!! 私は味噌ラーメンにしたのだけど、白米がついてくるし数種類の小鉢のおかずが好きに選べました。海鮮丼にした人にはパックの牛乳がついてました。他にもA定食B定食と、まるで漫画でみたよーな光景! 軽く興奮。
で、食べ終わってから先輩方と屋上に上がりました。
これまた古い会社のビルの屋上ってかんじで、背の高いフェンスに囲まれベンチがそこここにあって、吸殻入れもあって、広い。バレーボールとかできそうなの。
女性社員はタイトスカートにベストにシャツっていう制服だったし、この会社のステレオタイプ度にはびっくりです。受付嬢もいるんだよ?
で、眠くなりそうな後半戦。なぜか呼び出されて伝票整理をおおせつかりました。
チェックを通った伝票をまとめてきて、チェッカーのサインと日付と、支払いの種類、伝票番号ごとに仕分けます。
そう、本屋は出版社から本を預かって売るのですがひとまず出版社から買うわけですよね。でも売れてないときに並べた本の代金をすぐ支払えない。どうすんのよ、ってことで支払い方法にいくつか種類があるのです。
今回私がみた種類は4つ。
・注文
・長期
・一括延勘
・常備
んーむ。まだこの種類についてはちゃんとわからない。ただし、長期っていうのは確か仕入れてから6ヶ月後に支払うっていうタイプのはず。ん?でも延勘とどうちがうんだ?常備は常に棚に一冊差しておいてくれ、という契約の品で売れていようがいまいが年に1~2度送られてくる(そして古いのと新しいのが取り替えられる)、注文はすぐ支払っているのだろうか・・
眠くなりそうになるなか、途中でスピードアップして終業時間に。。。
8割がた終えましたが終業寸前にもってきた伝票たちがのこって、一緒にやっていた先輩は残業でした。
朝9時半からの作業で暑さがこもるビル内でしたが、窓際の作業台には秋風がふきこんできて爽やかな気分になりました。疑問が残りましたのでメモ。。。。
疑問.今回の出店は東北です。何故本の山を東京で一度解体してしまうのだろう・・・?もう一度運ぶとき梱包されるよね、手間では?そして梱包&解体の作業中に本が絶対傷むんでは?
木曜日にまたいってきます。
来春わたしが就職する先は本屋ですが、そこが新しく店を出すことになったので只今てんやわんやで準備をしています。私はまだ外部なので、ただの手伝いですが新規出店の一大イベントといえば はじめ本屋になるスペースはあっても、そこには棚も本もないわけですから、どんな本を入れるかジャンルスタッフが品定めをして問屋や出版社に注文します。
新規店もやや大きい規模らしく、その品数や、数万点。イコール数万冊の本・・本の山。
この山が問屋さん本社ビルのだだっぴろいスペースに集められていて、私や他の手伝いはそこへ行って作業したのでした。
内容としては、①本が詰まったダンボールを開け
②注文伝票と実際の中身の合計冊数が一致しているか確認
③本の内容ごとに分けて積む
これだけ。
②のところで、伝票に1冊1万円以上の本がある場合は冊数とタイトルを確認です。他はタイトルまで見ませんが(←これは恐らく省エネ)、1万円以上の本はもし数百円の本と混同されていた場合損失が大きいのでチェックするらしいです。
1~3の行程、別に難しいこともなかろうと思うけど私には3が難しい。
ジャンル別に分けるのはジャンルスタッフ(実用とか理工書とか)があとでさらに検品するときのためだと思われますが、ジャンルを跨いだ本はとても多いもので。また、ジャンル内にも棲み分けがあって例えば実用・趣味の本でも女性向けを「暮らし」、男性向けを「趣味」として大別しているのです。家庭の医学も実用書扱いなんです。
では「数独パズル」はどっち?!
「漢方薬いろは」はどこ?
また、ハッキングの手口という本なんかは犯罪ジャンルなのかコンピュータジャンルなのか。もっと分からなかったのはあれ、ITアーキテクチャーっていう本。執筆者は社会学系。ええええなにこれ。
先輩をつかまえては何度もジャンルを聞き、1時間半経つごとにまとまった伝票やごみを片付けて休憩です。12時半から1時間お昼。
大手取次ぎ会社の社食に入っちゃいました。
大学の学食よりうまーい!! 私は味噌ラーメンにしたのだけど、白米がついてくるし数種類の小鉢のおかずが好きに選べました。海鮮丼にした人にはパックの牛乳がついてました。他にもA定食B定食と、まるで漫画でみたよーな光景! 軽く興奮。
で、食べ終わってから先輩方と屋上に上がりました。
これまた古い会社のビルの屋上ってかんじで、背の高いフェンスに囲まれベンチがそこここにあって、吸殻入れもあって、広い。バレーボールとかできそうなの。
女性社員はタイトスカートにベストにシャツっていう制服だったし、この会社のステレオタイプ度にはびっくりです。受付嬢もいるんだよ?
で、眠くなりそうな後半戦。なぜか呼び出されて伝票整理をおおせつかりました。
チェックを通った伝票をまとめてきて、チェッカーのサインと日付と、支払いの種類、伝票番号ごとに仕分けます。
そう、本屋は出版社から本を預かって売るのですがひとまず出版社から買うわけですよね。でも売れてないときに並べた本の代金をすぐ支払えない。どうすんのよ、ってことで支払い方法にいくつか種類があるのです。
今回私がみた種類は4つ。
・注文
・長期
・一括延勘
・常備
んーむ。まだこの種類についてはちゃんとわからない。ただし、長期っていうのは確か仕入れてから6ヶ月後に支払うっていうタイプのはず。ん?でも延勘とどうちがうんだ?常備は常に棚に一冊差しておいてくれ、という契約の品で売れていようがいまいが年に1~2度送られてくる(そして古いのと新しいのが取り替えられる)、注文はすぐ支払っているのだろうか・・
眠くなりそうになるなか、途中でスピードアップして終業時間に。。。
8割がた終えましたが終業寸前にもってきた伝票たちがのこって、一緒にやっていた先輩は残業でした。
朝9時半からの作業で暑さがこもるビル内でしたが、窓際の作業台には秋風がふきこんできて爽やかな気分になりました。疑問が残りましたのでメモ。。。。
疑問.今回の出店は東北です。何故本の山を東京で一度解体してしまうのだろう・・・?もう一度運ぶとき梱包されるよね、手間では?そして梱包&解体の作業中に本が絶対傷むんでは?
木曜日にまたいってきます。
by scent12th
| 2007-11-02 00:10